ホルダーモデリング
書き出したイメージを元に、ホルダーのモデリングを行います。
ホルダーのモデリング手順
防水カバーのホルダーをどのようにしてモデリングをしたのかを記載します。フィレットのかけ方などちょっとしたポイントがあります。モデリング手順はだいぶ割愛しておりありますが、大まかなモデリングの流れをご覧ください。
フィレット0.5mmの導きだし方
身の回りの物を計測し、フィレット0.5mmが手触りが良いことが実際に分かりました。これを参考に、コントローラーのフィレットも0.5mmにする事に決めました。
名称 | 厚み(mm) | R | 感触 |
---|---|---|---|
CDパッケージ(蓋) | 1.4 | 1.2 | |
プラスチックの容器 | 1.4 | 0.7 | 滑らか |
ミラーのカバー | 1.7 | 0.5 | 滑らか |
アイシャドウ(蓋) | 1.3 | 0.1 | |
メイク落とし | 2.3 | 0.5 | 滑らか |
コントローラーから出ているコードのモデリング
コントローラーのモックアップデータを元に作成していたので、配線コードの逃げ場がない状態でホルダーを作成していました。ホルダーの最後の仕上げは配線コードが通るところを作ります。
コード部分の計測
もちろん、ここでも計測を行います。コードが出ているところと、コードが下にぶら下がらないようにステイがあるのでそこも一緒に計測を行います。
配線コードが通る穴をホルダーに反映
ここで活躍するのが、履歴機能。この機能をうまく使いこなすのも設計やFusion 360を使ってモデリングするコツになります。
コントローラー下部と、ホルダーはそれぞれ別のコンポーネントで作成しています。
そのため、後から配線コードを追加すると履歴の時系列では、配線コードの履歴が最後に追加されることになります。ホルダーの履歴に遡った時点では、配線コードのデータがないので予測をしてスケッチしました。
この挙動はFusion 360の特有の動きなので今後、コンポーネントが履歴上でも独立される事を期待しています。(2020.04現在)
ホルダー完成