方向性の決定
プロジェクトの目的意識・役割分担などを
明確に書き出します。
プロジェクトの目的意識・役割分担などを明確に書き出す
2人以上でプロジェクトを進めるときはお互いの役割、
目的を明確にしておくと問題が発生した時も、
ある程度決めておくことによりトラブル回避につながります。
今回は下記4項目に基づき詳細を書き出し意識合わせを行いました。
- プロジェクトの目的
- 各自プロジェクトに期待すること
- 予算を含め提供できるもの
- 役割とワークフロー
プロジェクトの目的
お互いのプロジェクトに対する目的を共有しました。
- 設計の勉強
- コントローラーの防水カバーをFusion 360を使って製作
- Fusion 360でデータ共有しながらのチーム結成の実現
- 滋賀ー香川、と遠隔でのCAD講習メソッドの確率
各自プロジェクトに期待すること
プロジェクトを通して、お互いに期待する内容を共有すると、お互い求めている期待が合致しました。
その中に過去の作品で龍を作成した私の根性もかっていただき、ここであの日々の根性が報われる日が来るとは思いませんでした。
足立
- Fusion 360でチーム設計をしたい
- CAD 遠隔講習スキル(沿革でCAD講習ができるかどうか検証)
- 新規工法(ものの作り方)
- コントローラーカバーはちょうど良い設計課題
- 本当に欲しいものであること
- そんなに難しすぎないこと
- 意欲がありそうな対象者がいること(これ大事!)
- ポートフォリオの充実
藤川
- コントローラーが防水でないことにより、日々のストレスフリーが実現
- 製品設計のスキルUP
- Web以外での製作物の進め方を勉強
- 今まで独学だったので製品設計スキルの基礎を学ぶ
- エバンジェリストF氏もびっくり?!(CADを始めた頃からお知り合いなので、驚かせたい。)
- web発信を有効に使い、Fusion 360は初心者でも学びやすい
- というのをPRして仲間を増やしたい
予算を含め提供できるもの
もちろん、費用も掛かることなので今度は逆にお互いどれくらいのリスクを背負えるかなどもオープンに意見交換をしました。
主に足立さんは技術面、藤川は材料費と本業のwebサイトを作るという事で一致しました。
足立
- 製品設計指導
- Fusion 360操作指導
- 新規工法開発
- モノづくり実施
藤川
- 材料費
- 外注加工費等
- PR(WEBサイト作成等)
役割とワークフローと設計の進め方
下記の図のように、モデリングに入る前に色々と決めておく必要性が見えてきます。
方針が決まってから実際にFusion 360でモデリング開始になります。
- 寸法測定個所指示(足立)
- 寸法測定(藤川)
- モデリング方法指示(足立)
- モデリング(藤川)
- コントロール部の簡易造形(足立)
- 現物と合っているか検証(藤川)
設計仕様書作り
モデリングに入る前に設計仕様書を書きだしておくことにより、後々の設計変更がやりやすくなります。
長期で対応していると、初心を忘れてしまうのを防ぐためです。
スケジューリング
半年~1年のざっくりスケジュール。
結果、最後まで走り切ることができましたが、初めから完成することに重きを置きお互いメインのお仕事の合間を使って、都度スケジューリングしていきました。
こうすることにより、過度なストレスからの解放。実は長続きするという秘訣でもある方法です。
私は、急ぎや納期に追われてない日は、一日のタスクの頭一時間を確保してモデリングを進めました。そうすると邪念もなく進められる事ができます。質問などは日中にまとめて送っておくと、夜に足立さんから詳細や資料などの返答をまとめていただけたのでお互いの時間管理もうまくいっていた感覚です。
モデリングに入る前に上記の事を決めておくことにより、整理された状態でプロジェクトが進んでいくので、精神衛生上クリアな状態で進めることができました。手を動かす前に頭を動かしておくことがポイントですね。
準備完了!