今回、このプロジェクトは
Fusion 360を使ってめっちゃ不便!なことを誰かと協力し解決した事例をシェアします。

電動車イスユーザーのフジカワは
起きている間(起床~就寝まで)この相棒・電動車イスと共に楽しい時もそうでない時も過ごします。
自分にあったカスタマイズを進め、世界に一台の車イスになります。
だからこそ、不具合があれば代替品がなく、到着して修理してもらうまでの間、不便な生活を余儀なくされます。

CAD界の神:足立正さんと、CADの初心者:藤川千尋(twitterアカウント名:レタス)
1年間に渡り取り組んだ「電動車イスのコントローラー防水カバーを作るプロジェクト」題してレタスプロジェクト

そのすべてを、このサイトに詰め込んだのでお時間がある時にご一読いただき、何かのきっかけになればと思っています。

スキルの格差、遠隔といくつかの壁を
Fusion 360と根性で一体どこまで実現できるのか
前人未到のプロジェクト

いざ、挑戦!

モデリングに入るための準備

Fusion 360でモデリングに入る前に必要最低限押さえておく準備を行います。
二人以上のプロジェクトになるとより、この工程が重要になってきます。

  • 方向性の決定

    プロジェクトの目的意識・役割分担などを明確に書き出します。

  • モックアップ作成

    カバーを作る前にコントローラーのモックアップを作成します。

  • ボタン位置確認用
    ゲージ作成

    ボタン位置はシビアになるので、カバーを作成する前に位置調整を確認するゲージを作成します。

モデリング

事前準備に基づき、Fusion 360を使ってモデリング作業に入ります。
より具体的な内容になっていくのでイメージの共有を行うことがポイントとなります。
モデリングでは、コントローラーを各機能ごとに捉えることで、シンプルな思考で進められることが沢山ありました。

  • イメージの共有

    モデリングに入る前にイメージを共有できるように図面に起こします。

  • ホルダーモデリング

    書き出したイメージを元に、ホルダーのモデリングを行います。

  • カバーモデリング

    書き出したイメージを元に、カバーのモデリングを行います。

  • 完成からの改良

    カバー、ホルダー完成の改良点をまとめます。

  • コード防水カバー作成

    カバーとホルダーの一体型に仕様変更しました。

完成に向けて

  • シリコン編_ver.01

    形状が決まったのでシリコンで完成を目指します。

  • Agilusゴム編

    緊急時はAgilusゴムで出力します。

  • シリコン編_ver.02

    トライ&エラーを繰り返し、理想のシリコン防水カバーが完成しました。

モノづくりが、
未来を変える!