シリコン編_ver.02

トライ&エラーを繰り返し、理想のシリコン防水カバーが完成。

シリコン素材_ver.02でカバー作成の経緯

シリコン作成用の型の素材を、使用していた素材より硬度、艶のある素材を入手。こちらで、今回は製作をしていきます。

製作過程

素材に合わせ、カバーの型のデータもブラッシュアップされました。

  • カバー形状簡素化
  • 型構造変更、簡素化
  • スライドブッシュで離型性向上
  • ガス抜き穴位置の大幅見直し
今回必要な型の削り出しが完成しました。
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第1回 素材を変更し製作

予想以上に抵抗が大きくシリコンが回りきらず、カバーが繋がりませんでした。

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第2回 材料を変更し製作

一か所だけ気泡が残りましたが、他は大成功!
理想の半透明に、気泡も今までで一番少ないカバーが出来上がりました!
今回は、シリコンの流動性を高めるために厚みを1mmから1.3mmに変更しました。0.3mm厚みを変えることにより、ボタンの押し具合を確認する必要があります。

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装着

カバーの厚みを0.3mm厚くしましたが、特に違和感なくコントローラーにフィットしています。

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第3回 材料を変更し製作

縮合型のシリコンゴムで製作したカバーです。
前の素材とは硬化過程が違う素材になります。前回よりは、コントローラーに付けた感じの透明度は少しだけ下がりましたが、ボタンが前回のより押しやすく感じます。ほんの少しの押し心地ですが、握力1未満の私は感じ取ってしまいました。

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まとめ

足立

今回のプロジェクトでは大きく2つのことにチャレンジしました。

一つ目は設計の指導やCADの教育が遠隔でどこまでできるかということ。この点に関してはクラウドでデータ共有できるFusion 360の力と、Slackでリアルタイムの情報共有を行うことで想像以上に上手くできたと思います。もう距離は障害ではない!

もう一つは未経験のモノづくりにチャレンジすること。真空チャンバー内で型から空気を抜いて透明シリコンのカバーを作ってやろうと。可能であるということが理屈では分かっていても、実際に自分で作ってみるとやはり分からないことだらけです。どんなものでも小さなことの積み重ねで成り立っているのだなと改めて実感しました。こういう経験をすることでプロの試作業者様がどれほど努力をされて効率的にモノを作っておられるのか認識を新たにすることができます。先人の知恵の前には謙虚でなければいけません。

今回は藤川さんの設計を覚えたい、CADが使えるようになりたい、自分で自分が必要とするものを作り出したいという熱い想いがあったからこそ上手くいったと思います。個人プロジェクトであれお仕事であれ、何かしら心躍るものごとに取り組みたいものです。

藤川

プロジェクトが走り出してから約一年。
コントローラーが防水に弱いと聞いたときは、おそらく近い将来雨や液体をこぼして故障させてしまうという思いが頭をよぎりました。
しかし、meetupで足立さんと再会し世間話から始まった滋賀県と香川県の遠隔で、しかも初心者の私も設計やモデリングに携わらせてもらいながら進んだレタスプロジェクト。
(私が初心者過ぎて)出来上がるのかな?という思いが始めはありましたが、進みだしたらその不安は消え去り前に進むことしか考えていませんでした。
結果一年後、こうしてほぼ理想に近い状態で完成し日々活躍してくれています。
またコロナウィルスによる感染拡大防止の為の手洗いにより水に触れる機会がぐんと増えました。これぞ水際対策です。
プロジェクトを通して、設計の奥深さや面白さ、仕事に対する熱量、粘り強さ、その他多くの事を足立さんから学ばせていただきました。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
モノづくりが身近になった今だからこそ、このプロジェクトを通して今まであきらめていたことへ取り組むきっかけになることを願っています。

コントローラー防水カバー完成!